俳優の夏目雄大さん、5年前のツイートが炎上して所属事務所から契約解除される事件

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 5月9日頃より、若手俳優の夏目雄大さんが過去に「ぶすに人権はない」、「妊婦さんに膝カックンして絶望させる遊び」などとツイートしていたことが広まり炎上。同月18日に所属する株式会社オムニアが契約解除を発表しました。

炎上までの流れ

 2017年8月、舞台『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~の天満光役として夏目雄大さんの参加が発表。注目が集まる。

 同年8月3日、発表を受けてファンが過去のツイートを不安視する。

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 2018年5月1日、ネットウォッチャーが過去(5年前)のツイートのうち、女性蔑視系や障害者差別系のツイートをキャプチャして拡散。

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 5月6日、夏目雄大さんがネットウォッチャーをブロックして「ツイートを確認したこと」を教えてしまう。燃料追加へ。

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 5月7~9日、過去の痛いツイート発掘祭りが始まり、炎上へ。

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 5月10日、メディア『リアルライブ』が「「ぶすに人権はない」「妊婦さんに膝カックン」女性蔑視ツイートで、2.5次元俳優が大炎上 – リアルライブ」として炎上を記事化。各トレンドブログでも取り上げられる。

 5月17日、出演が予定されていた「BattleButler」、「忍ノSAGA」の降板発表

 5月18日、所属事務所から契約解除が発表される。本人からは発表なし。

どうすれば炎上を防げたか?

 過去のツイートを見るかぎりでは「典型的な2ちゃんねらー(5ちゃんねらー)」で救いようがないのですが、5年前の夏目雄大さんは16歳の少年です。

 5年前の未成年時のツイートが問題とされて成人後にその罪が裁かれるのは正直かわいそうな気がしないでもないですが、ツイートの内容が「女性蔑視」、「障害者を笑い者に」、「ネトウヨ」であるため、守れる立場にある人やファンもかばうにかばえません。

 過去のツイートなどあまり価値がないのですから、事務所への所属が決まった段階で過去のツイートを全部削除するのがベストです。

 ちなみに「問題のあるツイートだけを探して削除」は時間がかかるうえに、自分の黒歴史を見つめ直すことになるつらい作業のためおすすめしません。

私用と仕事用でアカウントは使い分けよう

 「 猪狩ともかさんに対して「車椅子アイドルとして成功が約束された」と発言したフリーライター炎上事件 」でも触れましたが、仕事用に使うTwitterアカウントは私用のものとは分けた方が良いです。

 過去にどんなことをツイートしたかなど覚えてないことが当たり前ですから、仕事を始めるにあたって既存のTwitterアカウントを使い続ける場合、過去のツイートは全て削除してしまいましょう。

 それが難しいのであれば新しいTwitterアカウントを取得し、仕事用とは分けて取り扱うべきです。その際、私用と仕事用のアカウントはそれぞれ別のアカウントとしてほかの人たちに認識されるようにしなければいけません。

 私用アカウントと仕事用アカウントが同一人物として認識されている場合、私用アカウントでの発言が炎上したときの被害はすべて仕事用アカウントへと降り掛かってきます。

 私用アカウントは匿名で利用し、仕事用とは切り離して運用することをおすすめします。

炎上の結果起きたこと

 株式会社オムニアが夏目雄大さんとの契約を解除しました。彼の俳優・モデルとしての将来が閉ざされようとしています。

 少なくとも自分から謝罪文を発表しないかぎり、業界に戻ってこれない(戻せない)のではと推測されます。

 乙武さんの株が上がりました。