NHK社会部の記者、大雨災害で救助を求める人に取材依頼ツイートで炎上事件

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 7月7日、大規模な冠水により自宅から出られなくなったユーザーAがハッシュタグ「#救助」をつけ、助けを求めるツイートを写真付きで投稿。それを見たNHK社会部の記者が取材依頼を申し込んだため批判が集中し、炎上しました。

 

 

炎上までの流れ

 7月7日、冠水により自宅から出られなくなったユーザーAが救助を求めるツイート(住所が地番まで書き込まれていたため編集した画像を掲載)。

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 NHK社会部の記者がまだ助けられていない状況で取材を申し込む(現在は削除済み)。

 そのツイートがほかのユーザーに確認されていたため、批判が集中しました。

どうすれば炎上を防げたか?

 「どうすれば」も何も「救助を求めている人に助かってもいないのに取材を依頼する」ことが非常識なため、「取材を依頼しない」しか答えがありません。

 もちろん問題点は、#救助ツイートに対して取材を求めてしまう体制です。

 リツイート数の多いツイートがあれば、その内容をきちんと確認することなく取材依頼を送っているように見受けられます。

 実際、今回炎上したツイートは削除されましたが、別の#救助ツイートについては今も残ったままです。

 取材を依頼されたツイート主は、救助を求めているため返信などできるはずがありません。

 NHKからすれば、なるべく早く、そして多くの人に取材依頼を送るために「リツイート数の多いツイートにすばやく取材依頼をする」ことを行っているのでしょうが、助けを求めている人に取材を依頼するのはどう考えてもおかしいため、社内の人員に対して教育を行った方が良いと思われます。

炎上の結果起きたこと

 NHK社会部の公式アカウントから取材依頼ツイートが削除されました。

 別の取材依頼ツイートにも批判ツイートがぶら下がるようになりました。

 NHK社会部はとくに謝罪などはしていません。

救助者の状況について

 まだ救助はされていませんが、自宅から高台へとほかの人に助け出されたとのことです。