「宮城県沿岸の漁場でウニが大繁殖しているため1パック298円という値段で売られている」との情報がTwitterに写真付きで7月24日に投稿され、あまりの安さに1日で約2万RTされました。しかし実際はスーパー側の値付けミスであり、正しくは2,980円でした。
事件の流れ
7月24日、個人ユーザーAがTwitterにウニが1パック(一舟)298円だったと投稿。
宮城県沿岸の漁場でウニが大繁殖してて生態系を脅かしてるとのニュース。
そのせいか魚屋ではひとパック300円位で大量に売られているので、食べて応援する。#twinomi #sake #drink pic.twitter.com/89nPRYDK37— 魔璃りん@酔っぱらい (@curepassion) 2018年7月24日
あまりの安さにウニ好きがスーパーに問い合わせたり、購入に行ったりする流れに。
翌25日、個人ユーザーBがスーパーを訪れたところ、値付けミスであり正しい値段は2,980円だったことが判明。
こちらの投稿を見て早速買いに行ったんですが、同じパッケージで10倍のお値段でした。
昨日は店員さんが値段間違えてつけてしまったそうです…。 pic.twitter.com/1pYb27Sr00— はらぺこりーな♀ (@harapekopeko_y) 2018年7月25日
個人ユーザーAは値付けミスであるとの指摘をリプライで知るも、投稿はそのままのためスーパー側が対応に追われることとなった。
安い理由は値段シールの貼り間違え
すでに事件の流れで紹介していますが、値段が安かったのは一桁少なかったためです。
個人ユーザーAはそのままの値段で購入できたようです。
しかし、話題になったあと多くの人が足を運んだときにはすでに修正されていました。
スーパー側は問い合わせ対応に追われる事態に
単純な値付けミスの事例なのですが、ウニのあまりの安さに多くの人がRTし、多くの近隣住民が問い合わせ電話や実際に店に行くなどし、通常業務に影響が出る事態となりました。
本当に1パック298円でウニを販売しているのか確認したところ、スーパーは「本来2980円とするところ、一桁間違えた298円と値段を貼って販売した」と回答。現在は正しい値段で販売しているが、SNSで情報が広まったため、店には問い合わせの電話が殺到。通常業務が滞ってしまい「迷惑している」とのことだった。なお、SNSの情報をもとに店を訪れた人からは、「10倍のお値段でした」「昨日は店員さんが値段間違えてつけてしまったそう」といった落胆の声があがっている。
対処法は投稿者へのお願いしかない
この事例では個人ユーザーAにはまったく非はなく、当該のツイートを削除するもしないも個人の自由です。
対応としてできることはお店側から「業務に影響が出ているので削除して欲しい」とお願いするか、Twitterの公式アカウントがあればそこで「値段のつけ間違いでした」と謝罪するかしかありません。
上記の対応をとれば拡散の影響をある程度は減らせます。
ただ、その状況で個人ユーザーAが投稿を削除しない場合は個人ユーザーAが炎上する可能性もあり、お店側のミスで顧客を炎上させてしまうことになります。
とは言え単純な値付けミスで通常業務に支障をきたすほどの苦労を負うべきかというとそうではないため、削除依頼はかけた方がよいでしょう。