2019年5月6日、チャンネル登録者数25万人を抱える人気YouTuberが、「【総額4000円】Amazonで買った商品だけでアクアリウム作成」のタイトルで動画をアップしたものの、内容が狭い水槽にカニや魚を無理やり詰め込むという虐待だったため炎上した。
また、その結果このYouTuberが所属するUUUM(ウーム)株式会社に「クリエイターの指導はしないのか?」と炎上が飛び火している。
- アクアリウム作成と題したおバカ動画
- 「スタッフが美味しく食べました」で炎上を回避する狙いだった?
- 所属するUUUMに指導求める声
- タイトルをアクアリウムからいけすに変更
- 過去のトラブルにより炎上しやすい背景
アクアリウム作成と題したおバカ動画
5月6日、「【総額4000円】Amazonで買った商品だけでアクアリウム作成」とのタイトルで動画がアップされた。
しかし、以下のキャプチャ画像のように狭い水槽にカニや魚を詰め込んで遊んでいる動画だった。
最終的にカニと流木を取り出し、魚と貝のみで完成となったが、生き物で遊んでいる動画のため「あまりにも酷くて言葉にならない」、「生き物はおもちゃじゃありません」などとの批判が集まり、炎上した。
「スタッフが美味しく食べました」で炎上を回避する狙いだった?
日本では生き物や食べ物で遊ぶ動画はあまり好まれない。一方で、食べ物をムダにせずに動画(番組)の最後で食べることで許される空気もある。
そのため、このYouTuberは動画をアップしたサブチャンネルではなく、メインチャンネルの方で「Amazonで4000円で買った機材で水槽を家に作って鮮度100%で魚を食う」との動画をアップしていた。
Amazonで4000円で買った機材で水槽を家に作って鮮度100%で魚を食う
しかし、効果はあまりなかったようだ。
すでに死んでいる状態であれば結果が異なったかもしれないが、生きている状態で遊んでいたため虐待と受け取られている。
また、YouTubeは個別の動画のみで完結するため、べつの動画を用意していたとしても観られなければこちらも効果がない。
所属するUUUMに指導求める声
問題動画のトップには、このYouTuberが所属するUUUMの管理体制を問うコメントが掲載されている(記事執筆時点)。
炎上したYouTuberは2019年1月よりUUUMに所属している。
タイトルをアクアリウムからいけすに変更
炎上後、当該YouTuberは動画のタイトルを「アクアリウム」から「いけす」に変更した。
「アクアリウム」は生き物を飼うためだが、「いけす」であれば「食べるまでに生きさせる場所」であるため狭くても問題なく、炎上を鎮められるかもしれないと考えたようだ。
ただ、すでに炎上している流れのためかほとんど効果がなかったようだ。
過去のトラブルにより炎上しやすい背景
当該YouTuberは過去にほかのYouTubeチャンネルに出演していたが、社内トラブルにより脱退→独立となっている。
独立当初は応援する声も多かったが、過去に所属していたYouTubeチャンネルが脱退の経緯を説明する生放送を行った結果、批判が起きる事態となった。
その後はどの動画も高評価より低評価が多い状態が続いている。